「同じ教室で学ぶ仲間はオハナ(Ohana=家族)である」
「家族をサポートすること、そして地域の方をサポートすること」
ローカヒロミロミジャパンではハーラウ(Hālau=教室・学校)として、このようなハワイの文化的思想とローカヒロミロミの教えに沿って能登半島地震で被災された協会員のご家族への支援と共に、被災地でロミロミを提供する支援を行っています。
4月7日(日)
ご家族(オハナ)への支援としてまずは協会内で募金を募り、急を要する生活費用として使って頂けるよう、被災されたご家族へ義援金を直接お渡し致しました。
4月24日(水)
ロミロミの現地活動としてメンバー3名で能登(珠洲市)へ向かいました。
ハワイアンが祖先を敬い、新たな土地に足を踏み入れる際にはそうするように、その土地のご先祖様へのご挨拶としてお墓参りをし、ご家族が大変気にされていた、壊れてしまったお墓をできる範囲で整えたりお掃除をさせて頂きました。
珠洲市では個人で活動されている支援所(山ん珠洲店)さんへ、お米や食品をお届けしました。こちらは住めなくなったお宅を利用し、住民の方が自由に必要なものを持って帰ることができるというシステムで運営されており、一日で殆どの食品がなくなるほど多くの方が利用されていました。現在は支援が減り、再び水と食料を必要とされているということです。
4月25日(木)
翌日は、能登町にてプロの被災支援団体(災害NGO結)さんのマルシェに参加し、避難所の方、自宅にお住まいの方、ボランティアの方々など様々な境遇の方へロミロミ施術しました。
こういった組織内での施術提供において心身のケアはもちろん その背景にある生活のお悩みを、様々なジャンルの部隊に繋げ「解決する」ために細やかに傾聴し心の窓口になる役割が私たちにはありました。
長期間にわたり疲労が積み重なる中での施術は大変喜んでいただけました。
お身体に触れた途端、パッと笑顔になってくださる方、久しぶりに受ける施術に気持ちよくて眠ってしまわれる方….
嬉しさや辛さ、感謝や落胆、生活の悩みや家族のことなど、普段は言葉にできない複雑な心情を話してくださる方も多くおられました。
様々な人の思いがそこにはあり、経過と共に変化してゆく住民の方々の心に寄り添った継続的なケアの必要性を強く感じました。
未だ高速道路は片側が通行止めであったり、舗装されたアップダウンの激しいエリアは40キロ制限の区域もあり滋賀からは片道6時間弱をかけての移動でした。計画通りにいかないことも多々ありましたし、倒壊した街や家々を目の当たりにするため私たち自身が精神的にも強くあることが必要でした。
現地へ向かって感じたことはほんの小さな支援でも、誰かにとって大きな力になることがあること。支援の形、手段は沢山あるということ。
その中で、ローカヒロミロミのオハナとして私たちなりにできることを探しながら、アロハと共にこの活動を続けてゆきたいと考えています。
能登の美しく豊かな土地が1日も早く復興することをお祈りしています。
Mahalo e Kumu Dane Kaohelani Silva
Mahalo e Kumu Yumiko Kuʻuleinani Kageyama
レポート記事:
滋賀インストラクター眞野あゆな
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