6/28.29
2ヶ月ぶりに珠洲市出身のオハナと共に
能登へ行ってまいりました。
ハワイではロミロミの治療の一つとして伝統的な薬草学がクライアントへの施術にも用いられており、私たちの師 Kumu Dane は薬草学のカフナでもありました。
そして生前クム デェーンからハワイの薬草であるアヴァ(`Awa)について学ばれていたオーストラリアのインストラクター弓子さん、和佳子さんのお二人からこの度 能登の皆さんのためにと沢山のアヴァ軟膏を寄付してくださいました。そのためお二人のお気持ちを能登へお届けすることは今回の支援の旅の目的の一つとなりました。
今回は小さなチームで細やかに
ごく自然に、導かれるままに…
民宿やカフェ、物資支援所、仮設住宅、道の駅の販売所など…
それはとてもあたたかい言葉と感情と手で触れることの交流のひとときで、
丁寧に説明をさせていただき、必要と感じられた際にお使いいただくようお渡ししました。
行く先々でクム デェーンからの小さな光をお一人ずつにお渡ししているような感覚でした。
またオハナの叔母さまがおられる仮説住宅にも寄ることができ、ロミロミやロミノホをさせていただきました。
「ようやくこのごろ、当時の情景を忘れてる時があるのよ。」
と、明るく振る舞っておられましたが、ご自宅が津波で全壊されている叔母さまの
消えない未来への不安は言葉にできないほど大きなものであろうと思われました。
小さな仮設住宅での生活はじっとすることが増え、ストレスからお身体は硬く、動きを忘れておられるようでした。
わずかな施術時間でしたが「軽い〜痛くない〜さっぱりした〜(スッキリした〜の能登弁) 次回はお友達たくさん集めておくね〜」
と笑顔になってくださった皆さんのご様子を見て
微力な私たちでもお一人ずつに深く関わることのできるこういった活動の意味をも感じました。
町には少しずつ、復興イベントや伝統的なお祭りの張り紙が見られ、
自分たちの土地を愛し、伝統を愛し、
懸命に立ちあがろうとしておられる地元の方々の姿に胸が熱くなりました。
ずっと悲しんでいること自体が辛い。
かわいそう と言われることも辛い。
何か明るいことを求めるような雰囲気が今はあるとカフェの店主に伺いました。
しかしながら、実際には
まだまだ滑落したままの高速道路、未だ通行止めの工事は追いつかず、
孤立して辿り着けない場所もあります。
津波や揺れで全壊したエリアの住居は無惨な姿のまま。
車中泊の方もまだいらっしゃるとのお話でした。
大きくは何も変わっていないように見えます。
このような現状も心に留め、
今後もオハナとして手を取り合い、何かできることを探しながら
私たちなりの活動を続けてゆけたらと思っています。
レポート記事:
滋賀インストラクター眞野あゆな
- 今回活動させていただいた場所 -
・民宿やまぶきさん(鳳珠郡能登町)
・カフェルート249(鳳珠郡能登町)
・特殊支援部隊山んさん(珠洲市小泊)
・道の駅 狼煙(珠洲市狼煙町)
・応急仮設住宅(珠洲市宝立町)
また、オハナのお友達の滋賀県安土町の野口農園さんからもたくさんのトマトのご寄付を頂き能登へお届けしました。
ありがとうございました!
「同じ教室で学ぶ仲間はオハナ(Ohana=家族)である」
「家族をサポートすること、そして地域の方をサポートすること」
ローカヒロミロミではハーラウ(Hālau=教室・学校)として、このようなハワイの文化的思想とローカヒロミロミの教えに沿って
能登半島地震で被災された協会員さんのご家族への支援と共に、被災地でのロミロミの支援を行っています。
Mahalo e Kumu Dane Kaohelani Silva
Mahalo e Kumu Yumiko Kuʻuleinani Kageyama
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